Café den Boterham (カフェ・デン・ボーテルハム)   2019

252cc, Ekeren

空間作品/約H 4 x W 10 x D 10m
ダンボールカットアウト、壁に投影されたアニメーション、アーティストブック

 
 「Café Den Botherham」サンドイッチカフェという愛らしい名の、村に実存したカフェをめぐる人々の記憶を集め、それらをアレンジしながら本、アニメーションを含む空間作品に仕立てあげた作品です。

 
 
橋をかける小さなお話   2018
Het Bruggehuisje, Amsterdam

空間作品/約H 3 x W 2 x D 2m
カートンボード、チャコール、アクリルペイント、アニメーション、サウンド、その他のオブジェ

 
 橋の高みにひとりの小さな女の子が立っている。そこからもう87年ものあいだ街の雑踏をながめ
つづけてきたけれども、足は石で固まって、手は大きな馬をささえているので、
まったく身動きができない。
そんな女の子のところへひとりの飛脚が未来からの一通の手紙を届けにきた…。

 
 アムステルダムの河地区にある二つの橋を詩的に「架けて」いくお話の中で、
橋の小塔はロケットに変わり、橋を飾るヒルド•クロップの彫刻イメージは映像とサウンドと
ともに空想の世界へと上昇していく。

 
 この作品は「Mijn Stad -私の街-」プロジェクトの一環として「アムステルダムで最も小さな
物語りシアター」であるHet Bruggehuisjeにて制作された。

 
 

 
 アニメーションスティル



















 
 
アーネマウデンから粟島への眺め+   2015
JCE Amsterdam

空間作品/約H 2.5 x W 5 x D 7m

壁、布と紙にかかれたドローイング、壁に投影されたアニメーション、アクリルシルバーペイント
スピーカー、アーティストブック、その他のオブジェ

 
 2005年から2013年にかけて行ったフィールドワークベースのプロジェクトを眺めてみる展示を行いました。

 
 
メノ•フィツキ氏(オランダ国立美術館アジア美術キュレーター)によるオープニングスピーチをお読みいただくには左のイメージをクリックしてください。(英語のみ)

 
 「人は‘他者’と身体的に、そして精神的に分け離れていながらも、さまざまな関わりの中で日々を生かされている」という強い感覚があるからこそ、濱野は「フィールド」探索に足を運んで来た。
訪れる地域に住む人たちに話を 聞かせてもらい、生活の声や音を録音し、絵を描き、動画をつくりながら新しい作品をつくる。すでに忘れかけられた、忘れ去られた記憶の破片を、作品を通して手渡していきたい思いだ。

 
 オランダと日本の漁村で行ったアーネマウデンプロジェクト(2004-2006)、窪津プロジェクト(2007-2008)、そして離島粟島で行っ たプロジェクト(2013)から生まれた作品の一部が、新たな風景として空間に再構成される。作家の「モノ語り」を、近くから、あるいは遠くから眺めてみよう、という試みである。

 
 「パンをもつ少女」(水移る思いでつづり/ 2005)、「タヌキ坊や」(窪津ノ夢ヲミタ。/ 2008)、「フローター」(MIRRORED MEMORIED / 2009)、「さっちゃん」(さっちゃんの真夜中の庭 / 2009)そして「こきりことアカオニ」(ハマノオイナリサン松林想 / 2013)は現実の世界から生まれて来た想像の人物たち。もしもアーネマウデンの「パンをもつ少女」が瀬戸内海の深い松林で「こきりことアカオニ」に出会ったのならば、いったいその先のモノ語りは一体どこへと向かってゆくのだろうか。


詳細はこちらからも。
photo by: Hiroshi Ono




 
 
ハマノオイナリサン松林想  

瀬戸内国際芸術祭2013 粟島

 
 
ハマノオイナリサンは浜辺にあるお稲荷さん。空き家になったこの社に「コキリコ」という童子と「アカオニ」が遊びにやってきてはどこかへと行ってしまう。ハマノオイナリサンが語るのは、この二人が松林を遊びながら見えてくる粟島にあったようななかったようなモノガタリ。

 
 
島の聞き取りを進める中で、島の懐かしい場所、としての松林が浮かび上がって来た。シロアリに食い尽くされ今はその姿はみられないが、それは優雅な松林が島には広がっていたそうだ。この松林は何かを包み隠してしまうような懐深く、そしてあちらの世界との境界のような存在だ。

 
 
島の記憶の断片をコラージュしながら、配列しなおし、松林をめぐる想像のモノガタリを、壁面に描かれた絵、流れるサウンドとアニメーション、ブックワークを折り重ねつつ、親密なお社の空間に展開した。

 
 





photo by: 元田喜伸

 
 
マテリアル:
旧「浜のお稲荷さん」のお堂、漆喰壁、鉛筆、色鉛筆、水彩、新顔彩、インク、アニメーション、サウンド、アーティストブック「ハマノオイナリサン松林想」

サイズ:
H 3 x W 4.1 x D 3m

 
 
ブックワーク「ハマノオイナリサン松林想」の詳細はこちらからご覧ください。

 
 
アニメーション作品スチール

動画はこちらでご覧ください。

 
 屋外でのアニメーション上映の様子。











 
 
こきりここきりここっきりこ   2012

プライベートアサインメントとして、壁絵を制作しました。

 
 この空間作品のベースになったドローイングはこちら

 
 
photo by: Ayako Nishibori

 
 

 
 
Satchan's midnight garden   2009

outLINE アムステルダム
オランダ

 
 
出版作品「MIRRORED MEMORIES (シーボルトハウス出版)」の本の世界をoutLINEのギャラリースペースへあらためて拡げた空間作品。さっちゃんと呼ばれる少女が本を読みながら想像を膨らませている、という設定。

 
 マテリアル:
紙と壁に描かれたドローイング チャコール 
グワッシュ インク パステル 壁に投影されたアニメーション サウンド スピーカー ワイヤー 張り子 その他のオブジェ

サイズ:
approx. H 3.5~7 x W 9 x D 3~5m

 
 

 
 




photo by: Shinji Otani

 
 
映像作品の静止画像
DVD PAL 4:3 サウンド
14min 33sec


コンピレーションはこちらでご覧ください。




 
 
子供のためのワークショップ
2009年11月21日

 
 
ピクニック in ミッドナイトガーデン
2009年11月29日

 
 
プレスリリース(英語)
イメージをクリックしてお読み下さい。













 
 
MIRRORED MEMORIES   2009

シーボルトハウス ライデン
オランダ

 
 
アーネマウデンプロジェクト(2003-2006)と窪津プロジェクト(2007-2008)を中心に6年間の制作を引き合わせ立ち降りた新しい地点としての展示会、及び出版作品「MIRRORED MEMORIES」の発表。

 
 
マテリアル:
出版作品 ドローイング チョーク 円形パネルに投影されたアニメーション サウンド スピーカー ワイヤー 張り子 その他のオブジェ

サイズ:
approx. H3.7x W13 x D9.5m

photo by: Henni van Beek

 
 
出版作品の詳細はこちらをご覧ください 。















 
 
窪津ノ夢ヲミタ。第三章   2008

KAAP ラウホート要塞 ユトレヒト近郊
オランダ

 
 
窪津プロジェクト展覧会の第三章。

第三章では要塞のふたつの部屋の空間が「椎の森」へ通じる小道へと姿を変えた。「椎の森」は窪津プロジェクトの中でお年寄りの話の中に出て来た窪津の奥山にある森。神話的な響きのあるこの森は実際に山を歩き探しても見つからなかったことからオランダにて「窪津ノ夢」の世界の想像の森となる。

 
 
窪津に深く椎の森
記憶がさやさや夢見るところ

椎の森に行くのなら
海の静かの中を
ソーメン通りに歩きなさい
それはたぬきのしっぽ道

こんまい男の子は
椎の森姫さまの大親友
誰も見たことのないお姫さま

たぬきのこんまい男の子
深い深い海山(ウミヤマ)を飛び交う
窪津のトリックスター


(小道に書かれた蘭語テキスト訳)

 
 
マテリアル:
木 椎の実 塩 床に書かれた鏡文字テキスト
アニメーション/ビデオ 写真
(approx. H3 x W12 x D14m)

 
 

 
 

 
 
映像作品の静止画像はこちら

 
 
椎の森の奥の道をぐるぐると回り続けるたぬきのちんどん太鼓バフォーマンス。

パフォーマンス風景はこちらをご覧下さい。

 
 



video stills by: Krzysztof Wegiel

 
 

 
 
窪津ノ夢ヲミタ。第二章   2008

オープンスタジオ CCA北九州

 
 
窪津プロジェクト展覧会の第二章。

第一章は、作品の直接の材料である窪津という文脈の中で「窪津ノ夢」世界を近くでじっくり観るという展示構成であった。
第二章では窪津という文脈からまったく離れたロケーションとニュートラルなスタジオ空間に「窪津ノ夢ヲミタ。」世界を置くという試みとなり、結果的には「どこか遠くの村の記憶を双眼鏡を使いながら眺め観察する」という構成となった。

マテリアル:インクジェット用紙に印刷された約400枚のカットアウトを含む写真、テグス、錘など
(approx. H4 x W5 x D8m)

 
 

 
 

 
 

 
 
窪津ノ夢ヲミタ。第一章   2008

旧窪津診療所 高知県土佐清水市窪津

 
 
窪津プロジェクト展覧会の第一章。

旧窪津診療所が窪津の村の様々な世代の人々の記憶が入り交じる展示空間に変身した。2007年秋の窪津にて収集された村の昔話などをはじめとするストーリー、記憶、写真や音などをベースにつくられたドローイング、アニメーション、サウンド、写真を含む空間アレンジメントとしての作品。リアリティーとファンタジーがくりかえし巡り会っては離散していくような「窪津ノ夢」の世界がそこに現れた。
(approx. H2.3 x W3 x D10m)

 
 

 
 
インクジェット用紙に印刷された400枚程の写真。村で集められた旧い写真とあらたに撮られた写真が同時に並べられ、ところどころカットアウト、コラージュがほどこされている。

 
 

 
 
旧窪津診療所の主である故「福太郎さん」の部屋。その存在の強さが展示空間の中で表に出過ぎないようにつくられた部屋。診察イスが覗き穴から見え、オレンジ色の蛍光灯がついている。

 
 
ドローイング

一部ディテールはこちらをごらんください。

 
 
アニメーションを含む映像作品の異なるシークエンスはサイズの違う5つのモニターと屋外のスクリーンにて上映された。

 
 

 
 photo documentation by:
Hiroshi Chiba / Masako Ito

 
 
映像作品の静止画像

コンピレーションビデオはこちらをごらんください。











 
 
Satchan is swinging in a bamboo forest. (竹の森でブランコをこぐさっちゃん。)   2007

YOSHIKO MATSUMOTO GALLERY 
アムステルダム オランダ

 
 
ドローイング(壁、紙)アニメーションやサウンド、他のオブジェを含んだ空間アレンジメント
(approx. H4 x W15 x D4m)

 
 

 
 





photo by: Henni van Beek

 
 
映像作品の静止画像

 
 
水移る思い出つづり   2005

アムステルダム ハーレム ロッテルダム ウィレムスタッド アーネマウデン フリッシンゲン / オランダ

 
 アーネマウデンプロジェクトの最終発表として船の中につくった作品です。

船の中につくられたテントにはドローイングがプリントされ、ビデオ作品が投影され、夜には帆に投影されました。

詳細はこちらでご覧ください。

 
 

 
 
映像作品の静止画像

 
 
闇の中から、闇の中へ アムステルダム   2003

リートフェルド美術学校卒業展示作品

 
 壁だけがつくられた窓のある白い部屋の中にテントが滑車によって吊るされている。テントの中にはモニターが6つ設置されており、30ほどの短いビデオ作品が一定のリズムにそって交互に流れる。その他、スライド、ドローイング、8ミリフィルム映像によって空間が彩られる。

 
 








photo by: Gert Jan van Rooij